先日、キジマのグリップヒーターGH10を買いまして楽勝で付けれると思ったら アクセルストロットルを外さないと取り付けできず、取り付け手順を記事にしておきます。 VFRでなくても電気的な配線は一緒なので参考にしてください。
取り付けに必要なもの
キジマ グリップヒーターGH10
油脂類&ケミカル類
パーツクリーナー
左グリップを取り外した時とタイコ周りのグリスを落とす時に使う。
シリコーンスプレー
アクセルワイヤーに給油する時に使った。
グリースメイト
今回は使いませんでしたがバイク整備するなら1本は必要。可動部に拭いておくとOKです。
万能グリス
タイコ周りとハンドルに塗布する用 硬さがちょうどいいと思っています。
マイクロドライバー
左のグリップを剥がす時に使います。 バイクにはなかなか使いませんが、精密機器の調整にはあれば便利。
グリップ用 接着剤(セメダインC)
VFR800 RC46-2にキジマGH10を取り付ける
左のグリップは急いで作業したのであまり写真がありません。
左のグリップはまずグリップエンドを取り外して
こういう細いドライバーを差し込んでハンドルとグリップの接着剤を剝がす感じで
回すと簡単に外れます。
外れた後はグリップボンドのカスがあるのでパーツクリーナーで綺麗にしておくと
新しいグリップヒーターが入りやすくなります。
ちなみに左のグリップヒーターは
Youtubeの「キジマグリップヒーターGH10は何度まで上がるか?」 の実験のあと、
接着剤(セメダインC)を塗って
温めるとすぐ入ります。
本当はグリップボンドの方がいいんだろうけど。
取付後にLv5で30分ほど運転しても緩まなかったので
問題ないと思います。
しっかり固定されているのが重要です。
前のグリップヒーターGH08の時は 取り付けの時はしっかり固定していたのですが、
Lv5でMax運用するとグリップが柔らかくなってグリップが回るように。。 危ない。
同じくセメダインCで接着したら大丈夫でした。 やっぱり手を抜いたらダメ。
ちょっとこの日は時間が取れなかったので
左のグリップヒーターを取り付けた後に
コネクタをビニール袋で養生して ハンドル操作の邪魔にならないところに隠しておきました。
グリップ自体は防水ですが、さすがに接続していないコネクタは防水ではないので。。
翌々週に右のグリップ取り付け→電気配線ができました。
課題
①タンクを上げる。
②スロットルを外す。
③GH10取り付ける。
④スロットルのグリスアップ
いろいろ分解しだすと脱線してしまうのでやることをメモしてタンクに張り付けておきます。
こうすることで最短で作業することができます。
段取り大事。
まず、キルスイッチボックスを開けます。
VFR800(RC46-2)のキルボックスは20mmと25mmのネジがありますが 奥側が短いネジになります。
グリップエンドを外しておきます。 落とさないように注意。 グリップエンドは意外と重い。
アクセル周りの準備が出来たらタンクを上げます。
ここを8mmのボックスレンチで緩めます。
タンクのネジが緩めれたら付属の工具でタンクを持ち上げます。
ガソリンが満タンに入ってると20kg近いのでガソリンがない時に作業するのがおすすめ。
付属工具を使ってこんな感じでタンクを上げます。
このタイミングで地震とか起こるなよ。
タンクを上げすぎないようにワイヤーも付いてます。
次にスロットルボディのワイヤーを外します。
この時点で取り外すソケットボルト(6mm)に現在の締め付け位置を
マジックでチェックしておきます。
こうすることで締め付けトルクが前回と同様に復元できることになります。
(確実にトルク管理されているのが前提)
スロットルワイヤーを固定している部品を6mmの六角レンチで外すと ワイヤーが取り外せます。
新車だと、全体的にピカピカだったんだろうな。
ここまで外せたらスロットルも外せます。
スロットルグリップが外せたらGH10(右側)を取り付ける前に細かい汚れがついた ハンドルをパーツクリーナーで洗浄します。
掃除が終わったらハンドルには薄く、グリスを塗布しておきます。
こうする事で水のスムーズに動くようになって、多少の水が入らなくなります。
ついでにワイヤーにオイルを給油。
本当は外してワイヤーインジェクションを使った方がいんだろうけど
今回は動きがいいのでワイヤーインジェクションを使うのはパス。
GH10にはアタッチメントが3つありますが、どれも似た形で迷いますが、
外したスロットルと比較すると分かりやすいです。
VFRの場合はCタイプが一致しましのたで、こちらを使います。
タイコ側にもしっかりと。
タイコに負荷はかかりやすい。
ハンドル側の取り付けが出来たら
キルスイッチボックスはまだ閉じずに置いておきます。
なにかあったら調整できるように。
スロットルボディ側もタイコにグリスを塗ったら復元していきます。
ハンドルを右に切って、フルスロットル。
ハンドルを左に切って、フルスロットル。
これを5セット繰り返します。
うまく施工できてないとハンドルを切った時にストロツトルワイヤーに負荷が掛かってアクセルが開きっぱなしという怖い事故もありえます。
念には念を入れて動作確認します。
ひとまず、これで機械的な取り付けはオッケーです。
GH10はグリップパターンがカッコいいですね。
電気配線の取り付け
左グリップは取り付けてコネクタはビニール袋で養生した状態で保留していましたが、
やっと取り付けできます。 キジマGH10のレビュー記事はこちら。
室温26度の時にLV5で10分間で100度近くまで上がったので取り付けた後の運転が楽しみ。
基本、コントロール系の配線が多いので左のグリップの配線の方が太いです。
右は電熱ヒーターにプラスマイナスで給電してるだけなので細いです。
念のため、自己融着テープを巻いて防水加工にしました。 これは自分で取り付けできる特権ですねー。たぶんショップではやってくれないです。
ついでに長すぎるハーネスはインシュロックで束ねておきます。
その前に、本当にこのままでスイッチがオンオフできるのか気になったので ヒューズ付きクリップで動作確認をすることにします。
2週間前につけた左グリップが不調の場合も考えられるので。
丸端子にヒューズ付クリップを繋いでバッテリーのマイナスに接続します。
電源(プラス)はヒューズボックスから取りました。
ヒューズボックスから電源取り出しをして2又のギボシ端子を作製しています。
キーオンすると。。電圧が足りないので起動不可でした(笑
エンジン始動すると問題なく起動したので配線をします。
右の配線は右側のフォークにアクセルワイヤーを束ねているインシュロックがあります。
インシュロックっていうのかわかりませんが、
ツメを押せば外して再取付できるので そこにケーブルを入れました。
やっぱりバイクは収納場所が限られるので配線と収納にがネックです。
まあやるけど。 今回はハンドル周りに隠すことにしました。
見えるところじゃないので白いインシュロックで固定しました。
アースをどこから取ろうかと悩んでいたらちょうどブレーキホースのステーが
いいかなと思って電圧を測ったらちゃんとアースが取れていたのでこちらに噛ますことに。
これでやっとGH10の取り付け完了です。
結構かかったなー。
一気に時間が取れないので土日の早朝だけの対応で3週間かかりました。
インプレッション グリップも新品になったので吸いつきがいいです。
GH10の運用状況というとLV5まで上げておくとかなり発熱します。
手袋無かったら火傷するんじゃないかな。。
メリット
GH10はグリップパターンがかっこいい。
デメリット
GH10はアクセルグリップを取り外す必要があるので
GH08,GH07のようにグリップ取り換えだけではなく
アクセルワイヤーも取り外す必要があるので 少し手間が増えます。
GH10はアクセルワイヤーを取り外す必要がありましたが
結果、機械的な仕組みを理解するのはちょうどいい難易度でした。
実際に使ってみて
運転時にVFR800の電圧は15Vを推移しています。
実験の時は13Vで測定したので15Vだと かなり熱い。
ほんとに。
10月時点でLv5で運用すると素手だと10分程度で熱すぎて持てなくなります。(10月時点)
薄いグローブでも結構、熱い。
今季はコミネの電熱グローブも取り付ける予定なので併せて使ってみたレビューを作成したい。
GH10の実験動画で分かりましたが右のほうが 若干温度が高め。
右にはアクセルがあるのでそれを考慮しているのでしょうか。
無理な人は安全を優先してショップに任せましょう。
アクセルワイヤーなんて初心者がバラバラにしてしまうと
最悪、断線やアクセルが戻らないなんてことも考えられるので。。
Amazonで買ってショップに持ち込んで割り増し工賃でも やってもらったほうが安上がりです。
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