ラベンダーは香り豊かで美しい花を咲かせる人気の植物ですが、育てる場所によっては手入れが重要になります。特に暖地エリアでは、適切な剪定(せんてい)がラベンダーを長く楽しむための鍵となります。今回は、ラベンダーの剪定について詳しく解説し、長く元気な状態を保つためのポイントを3つ紹介します。
ポイント1:剪定の時期を間違えないこと
ラベンダーの剪定は、時期を間違えると植物自体の寿命を縮めてしまいます。ラベンダーは草花類ではなく木類に分類されるため、古くなった枝は老化していき、放置すると全体の樹勢が衰えてしまいます。剪定することで新しい芽を吹かせ、新しい枝にたくさんの花を咲かせることができます。
剪定の適切な時期とは?
花が咲く前と花が咲いた後の2つが剪定のタイミングです。この時期を逃さず、適切なタイミングで切ることで、木の寿命を延ばすことができます。
ポイント2:剪定する位置を知っておくこと
ラベンダーの枝にはたくさんの葉っぱがついており、節から新しい横枝を出します。しかし、枝が古くなると葉を落とす習性があります。この葉が落ちた部分を切ってしまうと、新しい芽が出にくくなります。したがって、枝のどの位置で切るかが非常に重要です。
剪定する位置のポイント
葉が残っている部分で切るようにします。
節のある位置を意識して剪定を行うことで、新しい横枝を出させることができます。
ポイント3:剪定の方法を変えること
ラベンダーの剪定方法は、大きく分けて「透かし剪定」と「切り戻し剪定」の2種類があります。
それぞれの剪定には異なる目的があり、必要に応じて使い分けることで、ラベンダーをより健康的に保つことができます。
- 透かし剪定
株全体を透かすように古い枝を取り除く剪定です。風通しを良くし、蒸れを防ぐために行います。 - 切り戻し剪定
枝の途中で切る剪定方法です。この剪定により、新しい芽を出させ、株のボリュームを調整します。枝を増やしたい場合に効果的です。
剪定の実践方法
まずは、内側に交差している枝や細い枝を取り除きます。
できるだけ木質化していない部分を意識して切るのがポイントです。
特に株の中心部分を透かして、新しい芽が出やすい環境を整えましょう。
ラベンダーを長く楽しむためには、適切な剪定が欠かせません。
暖地エリアでも元気に育てるためには、時期、位置、そして方法に気をつけて手入れを続けることが大切。
簡単にできることですし、成功すればあなたのラベンダーが長生きすることができます。
ぜひ、やってみてください。