クラスペディアは、ニュージーランド原産の植物で、オーストラリアの植物(オージープランツ)に近い性質を持っています。
乾燥を好みますが、多湿には弱いので、育てる際には少し工夫が必要です。今回は、クラスペディアの特徴や育て方について詳しくご紹介します。
特徴と育て方のポイント
- 一年草として考える
クラスペディアは基本的に一年草として扱います。
夏や梅雨の多湿期には枯れることが多く、湿度に弱いため、7〜8月の暑さには耐えられないことが多いです。そのため、秋に種を蒔き、6〜7月に花を咲かせるのが理想的です。 - 乾燥と風通しを好む
クラスペディアは乾燥した環境を好みます。
水はけの良い土と、風通しの良い場所で育てるのがベスト。
鉢植えの場合も、風が強すぎない場所を選びましょう。株が成長すると、高さは約70cmにもなるので、風が強い場所では倒れることもあります。 - 植え付け間隔と生育の様子
1株から約20本の花が咲き、5株で最大100本の花が期待できます。
株は大きくなり、30〜40cmの間隔をあけて植えるのが理想です。
思った以上に高さが出るので、場所に余裕をもたせて植えると良いでしょう。 - 種まきのコツ
クラスペディアの種は非常に小さいので、種を蒔いた後は薄っすらと土をかける程度で十分です。
覆いすぎると発芽が難しくなってしまうので、注意してください。 - 肥料の使い方
クラスペディアはあまり肥料を必要としません。
特に、肥料を多く与えすぎると、かえって生育が悪くなることもあります。
植え付け時に緩効性肥料を少量加えたあとは、春から夏にかけて月に1回程度の薄めた液肥で十分です。 - 適した土と鉢植えの工夫
排水性の良い土を使用するのがポイントです。腐葉土や鹿沼土を混ぜるとさらに効果的です。鉢植えの場合は、根腐れ防止のため鉢底石を多めに入れると良いでしょう。